Blur Clear Things Up-3

未来が握るものは・・・

ATN:将来あなた方は何をしていると思いますか?そう、10年後は?
Albarn:僕らは10年近く(バンドを)やってる。さらに10年後?わからないよ。音楽業界では働いてたくないな。
Coxon:(他の)バンドとうまくやっていく事はしたくないね。それには人を好きだってふりをしなきゃならない。
Albarn:イギリスで映画に出たんだ。ギャング映画に。coolな俳優と一緒だったんだ。「トレインスポッティング」のRobbie Carlyleがnutterを演じた。他にも何人か。
ATN:アメリカでも公開されますか?
Albarn:と思うよ。アメリカが出資してるからね。
ATN:楽しかったですか?またやりたい?
Albarn:ああ。いいね、楽しかったよ、本当に。
ATN:もう大きなスクリーンで観たんですか?
Albarn:いや、来週観るんだ。
Coxon:うらやましいよ。
ATN:映画の仕事をしてみたい?
Coxon:うん。周りにたくさんテーブルがあればね。

他のカップルと同じ様に

ATN:最近2人はお互いに仕事上難しい時期があったそうですが、何があったのですか?
Albarn:もう、ひどかった。目標を全て達成してしまったら、後は全ての事に不平を言うだけになってしまうのは仕方のない事だと思うな。当然の事だよ。
ATN:お互い口もきかないという噂もありました。
Albarn:ああ、それは本当の事じゃない。
Coxon:ロマンティックにしすぎだよ、本当に。
ATN:でも、手紙で意思の疎通を図っていたと・・・
Coxon:1通だけだよ。すごく長い手紙だったけど。
Albarn:あれは今までに僕が書いた最長の手紙だったね。
Coxon:まだ持ってるよ。
Albarn:(Coxonに)お前って手紙書きだよな。
Coxon:書くのにハマっちゃうんだ。
Albarn:僕はヒドイよ。
Coxon:(手紙は)ハマるのにはいいアートだよ。

冷たい感情的平原から冷たい肉体的平原まで

ATN:「Blur」の一部はアイスランドで録音したそうですが、なぜそこで、そしてそれはどのようにソング・ライティングやレコーディングに影響しましたか?
Albarn:あそこではヴォーカルをを少し録音しただけなんだ。ぼくはそこに家を一軒持ってるんだけど、光のおかげで書くのには最適の場所だよ(昼まで太陽が昇らない)。夏の間は良くないね、1日24時間太陽が出っぱなしだから。
ATN:ハッピーすぎる?
Albarn:ハッピーすぎるよ。彼らはハッピーすぎる。すごく陽気な人達だよ、本当に。
ATN:「Strange News From A Another Star」そこでレコーディングされたそうですね。ほかにアイスランドで録った曲は?
Albarn:「Essex Dogs」「Beetlebum」「On Your Own」。「Song 2」もやろうとしたけどダメだった。 ATN:どうして?
Albarn:至福を味わいすぎた。(レコーディングの時)僕は決まった所にいなくちゃならないんだ。僕の歌が、技巧に走ったものよりもっと感情的になるように、心から努力したよ。

アメリカ・・・抱擁とキスの国

ATN:しらふの生活はいかがですか?
Coxon:すごく興奮してるよ。しばらくは心配だったけどね。この3週間はそういうことをコントロール出来たと思う。それ以前はツアーに出たりしたら、大変だったんだ。でも実際イギリスでツアーした週は、すごく楽だった。それからは、おかげでやりたい事をするのに沢山エネルギーを使えるし、物を置き忘れたりする代わりに自分が置きたい所に置ける。だからショウでプレイ出来るし、すごく楽しめるし、エネルギーも注げるし、ポジティヴでいられる。すごく簡単な事だとは言わないけど、今思うとそんな気がするよ。
ATN:ツアーに戻ってそのエネルギーを感じる心構えはできましたか?
Albarn:イギリスで小規模なツアーを終えた所なんだけど、すごく楽しかったよ。新曲もたくさん演ったんだ。なかなか良かった。受け入れられたよ。
ATN:反応は良かった?
Albarn:ああ、みんな飛び跳ねてたよ。ホントに異様だよね、人がぴょんぴょんジャンプして歓声を上げたりするのって。「お、やった」って感じ。
Coxon:歓声のさざ波。心を込めて演った後はいつも気になるんだよな。
ATN:Damon、あなたは古い曲、古いキャラクター、古いもののマンガ的要素について話していました。昔の曲を演奏する時はそういうものを継続させるのですか?
Albarn:今演ってる曲でそれにあてはまるのは「Parklife」だけだね。あれは僕らはステージ上でする事が全くない、観に来て盛り上がってるみんなの歌、それ自身の生活(life)の歌なんだ。
Coxon:僕らはただ曲をスタートさせて、演奏を止めて、ショウを進行させるだけって感じじゃないかな。
Albarn:何も必要としない。それだけポピュラーなんだ。
ATN:アメリカのツアーはいつからですか?
Albarn:3月。アメリカのツアーで訪れた場所で、何が起きたのかを目にするっていうパターンになってるみたいだね。
Coxon:そう、でっかいネオンサインで「“戻って来て!“自由の女神がイギリスに向かって叫んでいる・・・」とか言ってくれるといいね。
Albarn:「全ては許された」。

ATN:では、あなた方にとってアメリカでの成功はこれまで以上に重要ですか?
Coxon:問題外だよ。僕らはアメリカでの成功は絶対必要な事で、簡単な事だと思ってたように思うんだ。難しい事じゃないと思ってた。でも、(僕らは)すごい世間知らずだったんだ。だから今、もう少しよく知って、アメリカに来てツアーが出来るようになった。僕達がここで得た成功のレベルに慣れて、より一層良くなっていけば、そういう事がうまく行くようになるんじゃないかな。


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