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番組が始まり、当然、ギリアムのアニメーションとともにタイトルが出る。
アニメーションでキャスト紹介 ---魚や蝶、ヌードの男等のイラストにパイソンズの顔写真が合成されている。
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ステージ上には安楽椅子5脚、エンド・テーブル2つ、ランプ、小さなソファとトランクがペルシャじゅうたんの上に置いてある。背景には、キューピッドの足、ミケランジェロのダビデ像と忍び寄る手の巨大な肖像画が掲げられている。超満員の客席では“業界の“VIPや俳優、コメディアン達が自分達のステイタスも忘れて、一ファンの「おいマジかよホンモノだよ」と目を輝かせていた。
(アメリカ人コメディアン、ロバート・クラインがステージに歩み出てくる。拍手。) ボブ:どうもありがとう。1973年に遡ると、私は初めてのコメディ・アルバム「Child of the 50's」リリースの準備に取りかかっていました・・・1873年だったかな?スタジオでは同じレーベルのアルバム「Now for Something Completely Different」が進行中でした(脚注・1)。少し聴いてみましたが、私にはさっぱり理解できませんでした。数日後、映画「And Now For Something Completely Different」のプロデューサーの家で試写会があり、オウムのスケッチを観まして、皆さんと同じです、モンティ・パイソンに心を奪われました。まあ、中流階級の男たち、しばしば女装をして、日本語で「ゲイ・ボーイのドラゴン・ショウ」と翻訳された名前を持つ、英国男たちを好きになるのは難しい事ではありません。素材は時代とは関係のない理想型を狙い、その結果、私の14歳の息子のような、新しい世代のファンが次々と生まれています。その好例がこれ(手に手紙を持っている)です。Pythonlineというウェブ・ページに最近寄せられた、若いファンからの手紙です。 |
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(手紙を読む)「モンティ・パイソンのホーリー・グレイルを観ました。The
Breakfast Club以来、私が観た一番面白い映画の一つだと思います。他の映画も観たいのですが、TVシリーズがあると聞きました。これは本当ですか?すごいオーストラリア訛で言っている事が分かりにくいですが、この映画が本当に気に入りました。」
・・・TVシリーズがあったの?
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ステージに戻る
ボブ:それでは、レディース・アンド・ジェントルマン、the almost full Monty(訳中:“モンティ・パイソンのほぼ全員“と“ほとんど全裸(full monty)“を掛けてるワケ)です。 (彼らがステージに登場し着席する間、スタンディング・オベーション。
ボブ:皆さんをここにお迎えできて光栄です。ご存じの方もいらっしゃるとは思いますが、グループ結成のいきさつは?
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「この番組がもっと馬鹿馬鹿しくなることを警告する。私も番組の進行に全力を注ぐが、私自身は全く馬鹿ではない。」 ステージに戻る
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脚注・2:エディ・イザードは自らの権利において、自らのウェブ・ページを持ち、ドラッグ・ユーモアに良心の呵責を感じない、英国のコメディアンらしい。もちろん私は彼の事など聞いた事もないので、私には関係のないことだが。(訳注:エディ・イザードは、映画「ベルベット・ゴールドマイン」や「アベンジャーズ」にも出演しています。) 戻る
脚注・3:「執事」の他にマトモな呼び方は無い。エンド・クレジットにも載っていない。私の読みでは、ドクター・チャップマンの夫、デイビッド・シャーロックではないかと思うが、シャーロック氏の顔を知らないのではっきりとは分からない。(訳注:Garrettの"読み"は当てにしない方がよろしいかと・笑) 戻る