YamaRan's: モンゴル旅行記:8日目 モンゴル旅日記

[ 2002.10.02.(水)- 8日目:帰国の日 ]

帰国便は朝7時発。5時起きだ。朝食を食べに行くと、当然私たちしかいない。というか、料理もなかった。このホテルでは、朝食はいつもバイキング形式なのに、何も並んでない場合はどうしたらいいの?・・・と思っていたら係の人が出て来た。ぽつり、ぽつり、と卵やハムが出て来た。「これなら最初から2枚のお皿に載せてもって来てくれた方が早いのに」とは口に出さず、それぞれ自分のお皿を持って取りに行って食べた。そうそう、書き忘れていたが、モンゴルでサラダというと、必ずニンジンやキュウリ、キャベツなどが千切りになって、それもマリネ状態で出てくる。マリネとはちょっと違うんだけど、何と言うか・・・甘酢和えというか・・・とにかく新鮮な野菜は高級らしいので、そうして長持ちさせようということだろうか?まあ食べやすいし悪くない。

外はまだ真っ暗。空港へ向かう道中、地面にへばりつく様な夜景がきれいだった。地方と違って空気が汚れているのでウランバートルの夜空は見ごたえがない。その変わりに家々に灯り始めた電気の明かりがキラキラしている。

空港の前で車は停まり、運転手さんとはここで「バィルラー(さようなら)」。中に入るとものすごい人込み。手続きにかかる時間を考えただけで疲れてくるが、そこはさすがモンゴル旅行業界最大手!ガイドさんと一緒に閉まっているチェックインカウンターの前へ行くと、係の人がさっと出て来て、長蛇の列を尻目に、すぐにチェックイン完了。こんなの初めてだ。出国のための書類を書いて、空港利用税を払い、出国手続きのための列に並ぶ。ガイドさんとはここでお別れ。お世話になりました。空港利用税支払済を証明するチケットをチェックされて、そこから先は他の国と同じ。荷物を調べられたり、パスポートに出国スタンプを押してもらったり。ラウンジには3軒ほど免税店があり、ゲルの中のお土産やさんもある。あまったトゥグリクは日本に帰っても両替出来ないので、ホース・ジャーキー(牛肉ではなく馬肉を使ったジャーキー)や、ガイドさんから聞いた「4匹の動物たち」のお話も入っている、モンゴルの民話の本を買った。団体のおじさんおばさんたちは早朝から元気で、こちらのパワーが奪われそうな勢いだ。

飛行機の中では新聞を読んで過ごした。モンゴル初とうたっている英字新聞には、山火事の事や伝染病の話題(タルバガンの肉を介して、毎年この季節に流行するらしい)が載っていた。海外旅行に行くといつもそうだが、ついてしばらくは「まだ1週間もある」なんて思うのに、いざ帰るとなると「もう帰らなきゃいけないの?」と名残惜しくなる。今回も、来る時に飛行機の窓からなーんにもない所にちょろちょろっと建物が集まったようなウランバートルの街を見た時には、少し心配にもなったが、自分にとっての新しい体験もできたし、即席だけどモンゴルの歴史や文化も知ることが出来た。成田に無事到着した私たちは「今度は緑の季節に行こうね」と話しながら、帰途についた。

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