KITHと音楽

文字どおりKITHと音楽について、メンバーごとにまとめてみました。
もし他にもご存じでしたら、教えて下さいね。


Barenaked Ladies「stunt」
デイブはBarenaked Ladies、Oddsが好きだとか。
Barenaked Ladiesは今年(99年)に入ってから来日したので、聞いた事がある方も多いかもしれません。アルバム「stunt」のライナーの「××に感謝します」欄にデイブの名前が挙がっているそうです。カリフォルニアでのコンサートでは、よくファンに目撃されているらしい。
Oddsはカナダ出身のバンドだそうです。彼らのミュージックビデオ「Heterosexual Man」には、KITHのメンバーが出演しているとか。
フランとゴードンがバケーションに出掛けるスケッチ(No.8)では、デイブ演じる息子のブライアンはThe SmithのTシャツを着てましたね。

「Hetero...」は「Bedbugs」に収録


Black Crows「By Your Side」
ブルースはBlack Crowsのファン。
きっと彼らもKITHのファンなんでしょう、ヴォーカルのChris Robinsonは、番組最終回の「Armada」のスケッチに、天使の役で出演しています。
また、個人名義でアルバム「Shame-Based Man」もリリース。スケッチにも登場した「The Daves I Know」等が収録されています。
[00.6.19. 追記] 2000年の再結成ツアー終了後、Tragically Hipの「My Music At Work」(アルバム「Music@Work」に収録)のプロモーションビデオの監督をつとめました。撮影の様子はTragically HipのHPで見る事が出来ます。

Bruce McCulloch「Shame-Based Man」

マークは大学生の頃からジャズやブルースが好きだそうで、Mississippi Garyが吹くブルース・ハープは、マークが実際に演奏しています。
ProdigyのCOMEDY BBでは、ファンの質問に答えて「Muddy Watersのアルバム「Hard again」でブルース・ハープを覚えた」と言っています。
ブルース(BluesじゃなくてBruceの方・笑)はジャズが嫌いらしく、同日のセッションでは「ブルースとは毎日ジャズについて喧嘩してる」とも言っています。
また、「KITHの皆さんは楽器が弾けますか?」の問いには「僕はブルース・ハープ、ケビンはギター、ブルースはベース、デイブはアコースティック(ギター)、スコットは歌うけど、上手くはない」と答えています。腕前の程は番組での演奏シーンで確かめてみて下さい。

Muddy 'Mississippi' Waters

ケビンはAccidentally Coolというバンドで活動していたそうです。
しかし、本人いわく「プロのミュージシャンでもないし、上手くもない」らしい。名前はカッコイイのに。
"Armada"みたいなバンドだったらどうしよう(笑)。
バスルームに閉じこもった男のスケッチ(No.16)で、ケビンが演じる女性が歌わされている「キャンペーンソング」は、賛美歌「All Things Bright and Beautiful 」の替え歌。モンティ・パイソンもこの曲の替え歌「All Things Dull & Ugly 」をつくっていて、アルバム「Monty Python's Contractual Obligation Album」に収録されています。


「ブルース・ブラザーズ2000」
にも出演していたErykah Badu。
スコットは、SPINonlineでのチャットで、好きなミュージシャンは「Goldie, Match Box 20, Erykah Badu, The Tragically Hip, Marilyn Manson and of course the Way Outs from the Flintstones」と答えています。
The Tragically Hipは、映画「ブレイン・キャンディ」のサウンドトラックにも参加。(下記のリスト参照)
the Way Outs from the Flintstonesって、あの「フリントストーン」にそういうバンドが出てくるんでしょうか?情報求む。
オンタリオ大学の卒業式のスケッチ(No.16)で、スコットが演じる芸術家のスピーチの中に出てくるMenudoは、アイドル・グループ。今ならさしずめBackstreet BoysかBoyzoneといったところでしょうか(笑)。
NirvanaのメンバーはKITHの大ファンだったそうで、特にKurt Cobainとスコットは、彼が亡くなる8ヶ月ほど前に知り合っており、Kurtが彼の代理人に当てた手紙の中には「Say hello to Scott Thompson and Bruce LeBruce(映画監督。スコットは彼の作品「Super 8 1/2」にバディ・コール名義で出演しています。)」とあったそうです。彼が亡くなった日、丁度ツアーでシアトルに来ていたKITHのメンバーは、Nirvanaのメンバーにステージを観せるどころか、Kurtのお通夜に参列する事に。シアトル公演の当日、Nirvanaのレコード会社の人が「Kurtが最後の2回のインタビューで、あなた方の事を話していた」と言ってやって来て、写真をくれたそうです。KITH最終回のバディ・コールのスケッチに登場するのがその写真。スコットはのちにインタビューで「そういう大事な写真だったから最後のスケッチに使いたかったし、同時に、燃やしてしまいたかった。なぜだかわからないけどね。だから燃やした。それだけだよ。気がつく人がいるとは思わなかった。」と語っています。
また、同じインタビューでは、「(映画「ブレイン・キャンディ」は)彼の自殺についての映画ではないけれど、人はどうやって最悪の事態を受け止めて、それを美化するのか、というアイデアのきっかけの1つは、そこにあると思う」と話しています。

Nirvana(一番左がKurt Cobain)

映画「ブレイン・キャンディ」のサウンドトラックの曲目は以下の通り。
01. Some Days It's Dark - Death Lurks
02. Painted Soldiers - Pavement
03. Happiness - Matthew Sweet
04. Happiness Pie - Death Lurks
05. Six Dick Pimp - Liz Phair
06. I'm Gay - Scott Thompson And Joe Sealy
07. Spiralling Shape - They Might Be Giants
08. Swoon - Pell Mell
09. Birthday Cake - Cibo Matto
10. Butts Wigglin - The Tragically Hip
11. Postal Blowfish - Guided By Voices
12. Pablo And Andrea - Yo La Tengo
13. How To Play Your Internal Organs Overnight! - Stereolab
14. Nata Di Marzo - Pizzicato Five
15. Eat My Brain - Odds
16. Long Dark Twenties - Paul Bellini
17. Having An Average Weekend - Shadowy Men On A Shadowy Planet
PavementやCibo Matto、Stereolab、Pizzicato Fiveまで入ってて、かなり売れ筋なラインナップですが、しっかりというかちゃっかりというか(笑)、スコットの歌う「I'm Gay」も入ってるし、ラストはもうお約束の「Having An Average Weekend」。KITHのお友達バンドOdds、The Tragically Hipの曲も収録。

| KITH index |
| YamaRan's | inserted by FC2 system