BBC Radio 1:Lamacq Live
オリジナルはこちら。RealAudioでインタビューを聴く事も出来ます。

今週はじめ(99.3.8.)、ラジオ1は「Blurの日」。DamonAlexDaveGrahamSteve Lamacqにニュー・アルバム「13」について語り、月曜日(99.3.15.)に行われたLamacq Liveの模様をお届けします。

Steve:前のアルバムを出した後、次のアルバムに取りかかるまでどれくらいあったの?
Alex:このアルバムで最初に手を着けたのは「No Distance」で、バルセロナでの物凄くヘビーな夜の後だった。1997年の7月か8月か・・・
Damon:んー、あれの別ヴァージョンだよ。今のとは全然違って・・・
Alex:でもあれが最初だろ。
Damon:え、違うだろ。最初は・・・
Steve:内輪もめになりそう?
Graham:それぞれ個別にたくさんインタヴューされて、このアルバムがどうやって作られたかを話してたから、全員集まってみると、みんな他の人が言ってる事がナンセンスに思えるんだ(全員・笑)。
Damon:そう、そうなんだ。それにAlexからインタヴューが始まるなんて初めてだよ。僕にとってはちょっとショックだし、それに・・・
Steve:面喰らった?
Damon:まったくね。あれはレコードの最後のやつなんだ。ヴォーカルと歌詞が済んだのも最後の方だったし。実際に基となる曲は出来てたけど、今のとは似ても似つかないものだったし。
Steve:これでBlurは上手くいってるんだろうね、選択的記憶で(全員・笑)。William Orbitをプロデューサーに起用する事はいつ決めたの?
Damon:彼が何曲かリミックスを手掛けてくれて、バンドとしてのBlurのより明確なことを気付かせてくれたんだ。それまで誰も、自分達自身でも気付かなかった事をね。彼が何かを見つけて、それを引出してくれたなんて、嬉しい事だよ。
僕達は変化を望んでいたし、僕が書いた曲もこれまでと違ってとても個人的なものだった。リスクもあったけど、彼とスタジオに入って、彼は僕たちがしたこと全てを録音して、僕たちはそこから組み立てていった、という感じだね。
Steve:スタジオではお互いにどういう風に関わっていたの?
Damon:すごく直感的だったね。文字どおり、Williamと一緒にみんなでデモ曲を検討していくんだ。僕は曲を書いた時の事を知ってるから、少し有利だった。
だから、このアルバムでは僕たちが(収録曲を)初めて聴いた時の様子がよくわかる。Williamはスタジオ13で全てを録音してた。僕たちそれぞれをテープに落としていったんだ。Williamはそれを全て没にした。実際、僕たちの中ではGrahamが誰よりも感じてると思うよ、「あれはどこ行っちゃったワケ?」ってね。
たった2ヶ月で全ての見通しがたった。すごくエキサイティングだったよ。だって巻き戻して再生すると、今まで聴いた事がないような音楽が聴こえて来るんだから。「Battle」が他の人の曲みたいに聴こえたのを覚えてる。自分自身の音楽でこんな風になるなんて、めったにない事だから、本当に素晴らしいよ。



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